もう、神様なんか信じない…
 
 
Fly
 

 私は、とある飛行機の国際線の客室乗務員をやっている。
 ただ、今日はいつもと勝手が違って有名なお金持ちがいた。までは良かった。
「君、可愛いねぇ。歳はいくつ?彼氏はいるの?良かったらおじさんとこの後どう?」
 ほっとけ、そんな事。って言うか、尻をさわるな、乳を揉むな。
「止めて下さい。」
「なんだよ、お高くとまってんなよ。俺は高い金払ってこの飛行機に乗ってんだぞ!」
 知るか。金を使いたく無いんならエコノミーでも乗ればいいじゃないか。ファーストなんか乗ってないで。
 でも、そんな私を助けてくれたのが、あの子供だった。
 跡部景吾とか言う…


「おい、おっさん、嫌がってる女のケツ追ってんじゃねーよ。みっともねえ。」
「何だと!俺は女が買えるくらいの金を出してこの飛行機に乗ってるんだぞ!ガキが口を挟むな!」
「関係ねーよ、んなこと。それを言ったら、この飛行機を金出して作らせたのは俺だ。あの奥の個室は俺様専用になってるんだよ。」
 その俺様男は奥のほうにある個室を指差した。
(あ、本当に跡部景吾様専用って書いてある。)
「分かったら黙ってろ。耳障りだ。」
私は小声でお礼を言った。
(有り難うございました。助かりました。)
「別に礼を言われるほどの事じゃねーよ。…お前、よく見たら俺様好みの顔してんな。名前は?」
「名前でしたら胸のプレートに書いてある通りですが…?」
 私の胸には「」と書いてあるプレートが輝いていた。
「んなモン見れば分かんだよ。俺が聞いてるのは下の名前だ。」
(嫌なガキ…)
「申し訳ございません。そのような質問にはお答え出来かねますので…」
「俺様に逆らうなんていい度胸してんな、来い!」
そうして、私は跡部景吾様専用個室に連れて行かれる事となった…


 現在、私は跡部様(皮肉を込めてこう呼ぶ事にした)の膝の上に横向きに座っている。
「おい、ここは完全防音だから普通に喋っていいぜ。気を使う必要はねえ。」
「こんなところに連れてきて、しかもこんな体勢でどういうつもり?」
「とりあえず、名前だ。」
「あんたみたいなガキに名乗る名前なんて無いわよ。」
「だったら、何処まで言えずに居られるか試してやるよ。」
「どういう意…っ!」
 一瞬、何が起きたのか分からなかった…


 私は跡部様にキスをされていたのだ…それもかなりディープなやつを。
 力を入れて剥がそうとしたが、男の力は子供と言えども強力で剥がれない。
 しかしまあ、何とキスの上手い子供だろうか。最近の子供はみんなこんなに進んでるのか?
「…んんっ!っふ…はぁっ…」
 そのときようやく跡部様の唇が私から離れた。
「ククッこの程度で感じてんのかよ、アーン?」
「感じてなんかないわよ!子供が偉そうな口きかないで!」
「偉そうなんじゃなくて偉いんだよ。いいから名前教えろ。」
「だから、あんたみたいなガキに…なっ!」
 今度は跡部様の手が私の服の中に侵入してきた。
「何すんのよ!」
「お前が大人しく俺様の言う事聞くって誓うんだったら止めてやるよ。」
 跡部様はいつの間にか私の服をはだけさせて胸を直に触っていた。
「…あっ!やぁっ…止めなさっ…あんっ。」
「そんだけ良い声で鳴いといて止めろもクソもねーよなあ?」
「ちょっ、ダメだってば!いやっ…」
「名前が言えたら止めてやるよ。」
「それは嫌…」
 嫌と言った事で機嫌を損ねたのか、跡部様は私の下着を一気に降ろすといきなりもう充分くらい濡れたソコに
指を突っ込んできた。
「…ああっ!…はぁっ…お願…もう止めて…」
「名前。」
「嫌。っああ!」
 気付くと指が3本に増えていた。私は段々何も考えられなくなって行った…
「もうダメ…いっちゃう…」
 すると跡部様は指を引き抜いた。
「名前が言えたら褒美に俺様のモノをやるよ」
 もう私の身体は跡部様のせいで収集がつかないことになっていた。
 ………どうしよう…?
「それは嫌…でも、私、貴方が欲しくてしかたがないの。お願い…」
「こんな子供に振り回されてて大人って言えんのかよ、アーン」
「これ以上焦らされたら狂っちゃうよ…」
「しょうがねえな、せいぜい俺様の美技に酔いな!」
 跡部様はそう言うと私の中に直接入ってきた。
「ああんっ!」
 跡部様は私を突き上げるように突いてきた、対面座位と言うやつで。
 跡部様が入ってきた事で私の中の快感は急速に高まっていった。
「…私っ…もう……っ!」
「名前、言えよ。」
っ…っ…」
「良い子だ…ほら、イケよ、。」
「…っああー!」
 私は跡部様の激しい動きに意識を手放した…


「あれっ、ここどこ?」
「ようやく起きたか。そんなに俺様は良かったかよ。」
「なっ…!」
「まだ空の上だぜ。目的地までお前は俺様の専属だ。」
「勝手な事言わないで。仕事戻るから。」
「無駄だぜ?お前が気失ってる間に話は付けといたからな」
「えっ…」
「よろしく頼むぜ、。」
「嫌―っ!」
「たっぷり愛してやるから、覚悟しとけよ。」

そして、またこの俺様男に振り回される時間が始まる…






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